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3.写 真 歴 (1973年〜)
◎学生時代にキャノンFTbを購入してから。交換レンズも24oから800o
と7本揃えてあるのでAFカメラには移行できませんでした。(800oなん
か新たに買えないよ)リバーサルフィルムは86年から鳥さん達を撮るのに使
用、それから1眼レフではほとんどネガは使用してません。最近はデジカメ
(210万画素)になっていますが、鳥さんを撮るのには使用していません。
望遠レンズや粒子のきめ細かさの点ではまだまだ切り替わらないでしょうね。
AFカメラでの超望遠レンズ撮影は使用したことはないのでどうなんでしょう
ね。800oレンズだと鳥さんの目と尾ではもう焦点が被写体深度を越えてい
て、自分は羽毛のきめ細かさを撮りたいので、目ではなく中央の羽の模様に合
わせる様にしていますが(動かれているとそれどころじゃないですがね)
AFだとうまく調整できるのか疑問です。てなわけで一眼レフのAFカメラに
は切り替えないで、このままマニュアルフォ−カスで今後も行くでしょう。
自分なりに野鳥撮影での注意点・ノウハウを下記に書きますが、参考にしてく
ださい。また、間違っている・こういう方法もあるなどの意見がありましたら
BBS・メール等でお願いします。
1.ブラさない |
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a) |
カメラ固定を頑丈にする。三脚を出来るだけ重たく、雲台も頑丈なものにする。これはカメラ本体を三脚を含めて一体化してがっしりと重くすれば、ミラーとの重さ比率を大きくしてミラーアップ時のショックの影響を出来るだけ少なくする。ミラーアップ機能のあるカメラでは利用をする。 |
b) |
三脚をオプションで重くするのも手である。ベルボンのストーンバックはそのためのものですが、各自工夫しても良いでしょう。 |
c) |
三脚選びのポイントは出来るだけ重たいものなのですが、立っている状態で雲台を持って強くひねってみて、少しでも動くような気がするものは避ける。ベネチア4100は全く動く気配はないのですが、それでも800oを付けてレンズを動かすと簡単にフレるので。三脚の目的はカメラをブラさないためなのでそこにポイントを置いてください。もちろん運び易さ・設置し易さのポイントもあるでしょうけど。 |
d) |
レリーズの使用はシャッターを切るのに有効ですが、400oレンズで三脚がしっかりしていれば手押しでも十分と思います。800oは胴長が長いだけにブレ易くレリーズを使用しますが、風や地面からの振動に影響しますからカメラ本体に触らずファインダーを覗いて安定しているのを確認してシャッターを切るようにしてます。 |
e) |
手押しシャッターの場合、シャッターボタンを押すときにカメラ本体を動かさないことを原則に練習してみる。指先だけを軽く動かす。呼吸に合わせる。呼吸は止めて押すかゆっくり吐きながら呼吸に合わせた速度(?)で指先だけ降ろす。 |
2.高速シャッター |
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a) |
レンズを明るいのにする、高感度フィルムを使うですがこればかりは限定してますので、後は被写体が明るい場所にいる時を狙うことです。 |
b) |
望遠レンズではまず開放状態で撮影します。絞り込んで被写体深度を深くしようとしても期待するほど全体的にシャープにはなりません。それよりシャッターの高速化に期待すべきでしょう。 |
c) |
高速シャッターとは異なりますがストロボの活用。ただし距離と絞り値の計算など面倒ですし、鳥さん達を驚かしても気が引けるのであまり使用しませんが。 |
3.ライティング |
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a) |
できるだけ鳥さん達に明るい場所へ来てもらうようにして、撮影ポイントを絞ること。逆光は黒く写るだけなので時間帯を考えて陣取る。 |
b) |
全体的に周りと比べて鳥さん達は黒く写り易いので撮影ポイントもバックの明暗を考慮すること。また、鳥さん中心なのでAE測光方法を考慮して周りとの明るさ比から露出調整をする。意外と+1とか+2ぐらい大胆に調整 しないといけない。(シャッター速度が犠牲になる)露出調整レバーがなければフィルム感度調整をする。(やはり半分以下にすることがある) |
4.焦点(フォーカス) |
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a) |
じっとしていてくれれば良いが、なかなか思うようにはならない。被写体がここに来るだろうであらかじめ焦点を合わせておいて位置固定で待つ。 |
b) |
適当に焦点を前後に微調整して2・3枚撮る。 |
c) |
焦点合わせの練習をする。動いているときに追い続けて、距離変化に対応して焦点移動(フォーカスリングの回す速度)の感覚を覚えておく。 |
d) |
超望遠の場合、スクリーンに表れるプリズムでは焦点が合わせ難くなっていますが、マットスクリーンの部分で前後のボケからそのセンターにフォーカスリング合わせる。望遠レンズの場合、全面マットスクリーンの方が合せ易いかもしれません。 |
5.その他 |
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a) |
レリーズなどケーブルの付け根に負荷を掛けないように対象部分をひも等で引っ掛けて重さを分散する。 |
b) |
レンズを長時間太陽に照らされるようならば、レンズに布等を掛けてレンズ内部の温度上昇をさける。 |
c) |
三脚に水準器が付いていても気にせず、自分の感覚でファインダーから水平を合わせる。三脚の各脚の長さ調整をしたほうが早い場合が多い。 |
d) |
ほこり・キズ、カビからの手入れ。これはカメラに対する愛着を持つことです。長持ちの点ではかなり差が付きます。 |
e) |
レンズの三脚に固定する部分が弱い場合、 ブラケット 等を使用して補強する。加工が難しいようであれば望遠レンズを選ぶときに三脚ホルダー部分を検討しておくこと。 |
f) |
カメラ(レンズも)の固定が弱い場合はレリーズを使い、ファインダー内のブレを確認しながらカメラを触らずに安定したところでシャッターを切る。(ミラーアップ時のショックは除けないので、ミラーアップ機能を使うか、ショックの少ないカメラを選ぶ。 と言っても遅いか) |